お墓を移すとバチが当たる?
お墓を移したいけど、先祖のバチが当たるのではないか・・・と心配しする方がいませんか。
もしそのような考えで墓じまいやお墓の移転をためらっている方がいらっしゃいましたら、きちんと供養して移せば問題はありませんので安心してください。
お墓とバチが当たるという考え方
基本的に仏教において、バチが当たるという考え方はないといいます。
お墓を動かしたからといって不幸があったりすることはありませんし、もし何かあったとしてもお墓を動かしたからバチが当たったというわけではありません。
普段のお墓の供養について考えればわかるように、お墓を粗末にするとバチが当たるから行うのではなくお墓に眠っている先祖がどうすれば喜んでくれるかという考えで行っているのではないでしょうか。したがってお墓を移すことでお墓に参ることが増えたり、お墓のお手入れが行き届くようになればバチが当たるどころかご先祖様にとっては喜ばしい事だと思います。
お墓に対する向き合い方
もちろん、バチが当たらないならどうしてもいい、というわけでもありません。
ご先祖様を大切に思う心は忘れてはいけません。お墓はご先祖様が眠っているところ。どういうふうにすればご先祖様が喜んでくれるかを考えれば自然とお墓に向き合えるのではないでしょうか。
例えばお墓をお掃除するのも、お花や線香をお供えするのもバチが当たるからやっているのではないと思います。
ご先祖様を大切にする心からの行動ですのでそれを忘れさえしければいいのです。
したがってお墓を移転する際には、きちんとお寺の住職にお経をあげて魂抜きをしていただきます。大事なのはご先祖様を大切にする気持ちです。
お墓で心配があるなら
結論として、お墓を動かしたからといってバチがあたるということはありません。
しかし、お墓はご先祖様が眠っているところですので大切にするという気持ちは大事です。
そのためにも必要な移転は行うべきでしょうし、お墓が心配なまま置いておくことはご自分の気持ちにとってもよくないことではないでしょうか。
最近よく問題になっているお墓の問題ですが、ご先祖様を粗末にしないためにも墓じまいや移転を行うことは決して悪い事ではないという認識を持つことが大切ではないでしょうか。
お墓についてこうすればよかったと後悔しないようにしていただきたいと思います。
ポイント
- 基本的に仏教において、バチが当たるという考え方はない
- バチが当たらなくてもご先祖様が喜んでくれる行動を
- お墓が心配なまま置いておくよりもお墓を移す方が良い