2021年春のお彼岸はいつ?
もうすぐ春のお彼岸です。日本に古くからある風習である「お彼岸」。しかし、まだまだコロナ禍で遠方のお墓などへお参りすることは難しい場合があるかもしれません。そのような時は自宅仏壇に手を合わせたり、仏壇がない場合には手を合わせてご先祖様に感謝しましょう。日本独自のこのお彼岸という風習はご先祖様に感謝する良い機会です。この古くから伝わる風習を大切にしましょう。
2021年春のお彼岸の日にちは?
お彼岸は秋と春の年2回あります。お彼岸は春分の日、秋分の日をを挟んだ前後3日間の計7日間をいいます。今年の春分の日は3月20日ですので2021年の春の彼岸の入りは3月17日(水)です。(お彼岸が始まる日を彼岸の入りといいます)つまり2021年の春のお彼岸は3月17日から3月23日となります。
お彼岸の日程が毎年変わるのは春分の日や秋分の日がその年ごとに天文観測によって変わるためで春のお彼岸の場合、春分の日がだいたい3月20日から21日ですので春のお彼岸の期間もその前後になります。春分の日は国民の祝日で暦の上ではこの日から春になり一年のうちでも過ごしやすい時期となります。
お彼岸と呼ばれる機関は7日間ありますが、一般的には祝日である春分の日や日曜がお参りが多いようです。しかし期間内であればいつでもよいので都合の良いときにお墓参りに行きましょう。
弊社須賀石材に隣接する遠賀霊園ではお彼岸、盆、正月の期間は、24時間開門しています。
お彼岸とは
「彼岸」という言葉は仏教の言葉で「あの世」という意味です。(私たちが生きているこの世は「此岸(しがん)」と呼ばれます。)あの世は欲や苦しみから解放された仏教の世界とされています。また、仏教ではこの世は「東」、あの世は「西」にあるとされているため、太陽が真東からのぼり真西へ沈む春分の日と秋分の日はこの世とあの世が最も通じやすくなるとされています。諸説ありますが、そのためにこの時期に仏様の供養をすれば極楽浄土へいけると考えられたことがお彼岸の由来ともいわれています。
お彼岸にすべきこと
お彼岸でお墓に行ったらまずはお掃除をして気持ちよくお墓参りをしましょう。お墓がお寺にある場合はご住職にご挨拶をし本堂の本尊様にお参りをしましょう。お墓の掃除では雑巾やたわしなどでで汚れをとりきれいなタオルで拭きあげましょう。墓地によってはお供え物が禁止されているところもありますので注意してください。その際、お墓の汚れがひどすぎたりお墓に修理などが必要でないかチェックしましょう。もしそのようなところがあれば業者に相談しましょう。
お参りをする際はご先祖に感謝し心をこめて合掌しましょう。
また、ご自宅にお仏壇がある方はお仏壇もきれいに掃除をして、新しいお供物とお花を供えます。お供え物とお花についてはこちらの記事もご覧ください。
お彼岸にご先祖様を供養し感謝するという日本の風習は大切にしたいものですね。このようなご時世でなかなかそろってお参りに出かけることが難しいかもしれませんが、このような由来を知りご先祖様に手を合わせるということを次世代に伝えていくということは大事なことかもしれません。
ポイント
- 2021年の春のお彼岸は3月17日から3月23日
- お彼岸に供養をすれば極楽浄土へいけると考えられたことがお彼岸の由来
- お参りをする際はご先祖に感謝し心をこめて合掌